開院70年 直神傳澤田流® 松浦鍼灸院

鍼灸で身体の不調を治すだけではなく、不調が出ない身体をつくる お手伝いをする。 当院は“未病治”を目標に鍼灸院を運営しております。

直神傳澤田流®(じきしんでん さわだりゅう)松浦鍼灸院の公式ブログです。

2019年12月

昨夜、若い先生と話をしていて・・・
ヘルペスの痛みや痒みに鍼灸が有効だと知らない、そもそもヘルペスなんて鍼灸外来で診た事が無いっていうから(>_<)
ちょうどヘルペスで通院されている患者さんがいらっしゃったので許可を貰って写真を撮らせて頂きました。
別に特殊な技術が必要な施術方法でもありません・・・

下の写真の様にヘルペスの周りに透刺や胸椎の間に直刺をするだけです。
電気鍼を併用しても良いです。
もちろん、内科の先生の投薬治療と併用した方が良いです!
経験上、鍼灸をするとヘルペス後神経痛になる確率が低いように感じております。
※博士(鍼灸学・医学)先生ならデータとか持ってるかも!?
写真は局所的な鍼灸ですが、中医学的な施術方法もあります!
鍼灸師が鍼灸で治せる疾患を知らない・・・。
我々中堅鍼灸師がしっかりと広報してこなかった結果だと反省して、私達が当たり前だと思っている鍼灸対象疾患の施術でも、患者さんの許可を頂ければブログやSNSで発信していこうと思った次第であります。

【患者詳細情報】
主訴:左肋間ヘルペス
70代女性 
現病歴:2日程前に左背中がピリピリ痒みを伴ったような痛みを感じた。鍼をして貰えば治ると思って来院。
飲酒歴:なし
喫煙歴:なし
既往歴:慢性関節リウマチ
家族歴:特記事項なし
自覚症状:左背中がピリピリ痒みを伴ったような痛み
他覚所見:左肋間に小さな水疱を疑う

【施術内容】
初検でヘルペスを疑う。
医師へ電話で紹介依頼、診察時間を確認後、待ち時間を利用して、局所への鍼治療及び(脾気を補い熱を冷まし湿の通りをよくする目的で)澤田流太極療法を施す。

局所の刺鍼部は添付写真を参照
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医師の抗ウイルス薬の投薬治療と鍼灸の併用にて治療継続中

地域包括ケアシステムの中で鍼灸師ができる事を考えてみた。
あくまで自論ですが・・・

「未病治」を目的に地域包括ケアシステムの中に参加できれば鍼灸が本当の意味で見とれられたと思うのですが・・・それは無理でしょうから、「鍼灸による疼痛緩和によって、薬の使用料を減らせる!」って事じゃないでしょうか?
そこに医療保険等の絡みが入ってくると制度の壁があり、簡単には併給でいきない事実がありますが・・・((+_+))
制度上の話は下々の者が語っても変わりわしないので・・・
現場で医師や看護師、ケアマネさん等が鍼灸を薦めるとしたら、先生の腕の違いによって差異があっては難しいと思っています。
その点、即効性と再現性に優れたBattefield Acupuncture(以下、BFAと表記)は誰が施術しても一定の結果を出しますので、地域包括ケアシステムの中でも鍼灸師が充分に活躍できる条件は整っておると思っております。
現状、日本ではASP鍼が簡単には入手できないので効果は劣りますが、パイオネクスやマグレイン等を用いたBFAや、セラミック温灸器を用いたBFAでもそれなりの結果を出すことが出来ます。患者さんの要望に合わせてフランスからASP鍼を輸入して施術してあげればもっと喜ばれると思いますが・・・。

もう一点、BFAは服を脱がせなくても施術できるという点も大きなメリットになります。

地域包括ケアシステムに拘らなくても、訪問鍼灸やスポーツ、災害ボランティアの現場でも日本版のBFAにて施術をしてあげる事が出来ると思います。
私も、日々の訪問鍼灸臨床現場では温灸器によるBFA施術を多用しております。
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地域包括ケアシステムに鍼灸師が疼痛管理のスペシャリストして参入できれば、鍼灸師の社会的地位ももう少し上がるのではないかと思う次第であります。
あくまで自論ですよ。。。


松浦鍼灸院 開院70周年を記念して、襖田和敏博士、米田裕和博士、竹田太郎博士の3名に監修をして頂き、人生で初の書籍である「写真で学ぶ日本の戦場鍼治療2019」を発行する事ができました。
これもひとえにこれもひとえに、あたたかい御支援と御協力を賜った地域の皆様をはじめ、私をご指導下さった諸先輩方、腕を磨くために一緒に切磋琢磨した仲間達、そして、いつも支えてくれた妻、家族のおかげであり、心より感謝の意を申し上げます。
記念誌の内容は初学者向けの鍼灸の施術教本となっております。
「はじめに」を抜粋して掲載しておきますので私の想い理解して頂けると嬉しく思います。

以下引用文
はじめに
「日本の鍼灸はまるで骨董品の様なものだ。必要な人からすればとても価値が高いのだろうけれど、そうでない人からすれば全くの無価値・・・」
ある大学の教授が仰っていた言葉です。
この言葉に衝撃を受けた私は、もっと鍼灸を一般の人に知ってもらいたいと思い、施術を含め様々な啓蒙活動を行ってきましたが、まるで豆腐に鍼を刺すかの如く、まったく手ごたえを感じていませんでした。
そう、それはあたかも骨董品に価値を見い出せない人に、一生懸命その価値を説明し理解してもらおうとするかの如き行いだったからです。
そんな時、NHKのTV番組でBattlefield Acupuncture(以下、BFA)が紹介されました。
BFAはアメリカ空軍が正式に疼痛やPTSDの治療法として採用している方法です。
合理性を尊ぶアメリカ軍隊が正式に採用しているわけですから、理論はともかく、効果に対しては正に「折り紙付き」と言えます。
いいか悪いかは別として、ご承知の通り日本人はアメリカで認められたり、海外から逆輸入されたものに高い価値を見い出す習性があります。従ってこのアメリカ生まれのBFAを上手く日本で普及させることで、従来の鍼灸も骨董品の様なものから、誰もが価値を認めるものへと変貌させる事ができるのではないかと考えました。
これが私が利益の追求を度外視しBFAの普及活動をしている最大の理由です。
一部の名人による日本の伝統鍼灸は継承されるべき貴重なものですが、それを習得するには血の滲むような弛まぬ努力と生まれ持った才能が必要不可欠であり、誰もが習得できる類のものではありません。
不幸にも志半ばでその道を断念する鍼灸師がいることも紛れもない事実です。
しかし、正しく学ぶことが前提ではありますが、比較的短時間の練習で誰もが習得可能なBFAは、初学者でも即効性と一定の再現性をもった施術の提供を可能とします。
もし、全国どこの鍼灸院(施術所)でも一定以上の効果が得られるのであれば、誰もがその価値を認め、もう骨董品の様な扱いを受ける事はなくなるのではないかとの想いから、BFAを誰もが学べる様に日本で最初のBFAの施術解説書を豊富な図解写真付きで作成しました。
私は、初学者にまずBFAを用いた施術で鍼灸の効果を実感してもらいたいと思います。その成功体験が更に自信に繋がり、口コミで患者さんを紹介してもらえる様な良いサイクルが生まれることを期待しています。
そして、いつかBFAによる施術で限界を感じた時、自信と余裕を持って次のステップ(伝統的な鍼灸の習得や継承)に進んでいってもらいたいと考えています。

「鍼灸を通じて地域社会に貢献したい」との想いで、日々精進されている鍼灸師の皆様に、本書が少しでも力になるようであれば、これにすぐる喜びはありません。
松浦 哲也、

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令和元年12月の休診日は1日、5日、8日、12日、15日、19日、22日、26日、30日、31日となります。
休日でも特に用事が無ければ急患の対応は致しますのでお電話でお問い合わせください。
29日(日)は終日診療致しますので是非ご予約下さい。

尚、年末年始休業は令和元年12月30日(月)~新年1月3日(金)までとなります。
新年4日(土)から通常通り診療いたします。

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