先代が残してくれた物理的(手に触れることのできる)遺産の一つにタカラベルモント社の油圧式ベッドが2っありました。

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祖父が開業してしばらくしてから、高度成長期に購入したベッドらしく、当時としては自動車と変わらぬ高級品だったと聞いておりました。
近年、ベッドを昇降する際に異音と油漏れを度々起こすようになり、修理も限界という事でタカラベルモント社の電動昇降ベッドに買い替えることにしました。
2月に注文していたんですが、ベッド幅の広いサイズは直ぐに納品する事が出来ないという事で昨日まで待っていました。
私が幼少の頃から治療室にあったこのタカラベルモント社の油圧ベッド。
沢山の患者さんを治療してきたんですね。
本当は直して使い続けたかったのだけれど・・・。
一つ一つ先代が使っていたモノが無くなっていくのがとてもさみしく感じております。
長い間本当にありがとうございました。

運び出すときに解体していた写真を撮らせていただいたんですが、この時代のモノは本当に頑丈に、そして丁寧に作られていました。
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修理に来てくれた営業の方も、劣化したゴム部品さえあれば、まだまだ現役で使えると言っていましたからね。
昭和時代ののモノづくり日本はすごかったんだと実感しました。

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ベッドを撤去した治療スペース。
結構広いことに我ながらびっくり。
ベッドが大きめのサイズだったので狭く感じていただけですね。

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新しいベッドを搬入して頂いて、ベッドの入れ替えが終了しました。
これからよろしくお願い致します(^^)/
新しいベッドは寝心地良いですよ~♪