昨夜、ふと祖父と一緒に治療していた時の会話を思い出しました。
祖父がよく話ていた鍼灸師に向いている人の条件はこの3っでした。
①若い頃から身近に鍼灸を感じていた人(何が鍼灸で治せるのか?治せないのか!?病気・患者さんの持っている雰囲気を肌で感じて覚えている事。経験データベースの構築)
②指先が柔らかい人(指先の感覚)
③手が温かい人(施術に適した手の温度と気の問題)

私に対しての祖父が言っていた事を思い出してみるとこんな感じでした。
①に対して、常に治療室に来て治療を手伝いなさい!
②に対しては、大学へ入ったらギターやベースを弾くな!マッサージ師の免許も柔整師の免許も指先が硬くなるから取らせない!
③に対しては・・・これは体質ですから何も言われませんでした。
(もし、手が冷たかったら他の道を歩んでいけたかもしれませんね。)
小さな頃はおじいちゃん、おばあちゃん子でしたので、保育園や学校から帰ってくれば待合室でおやつを貰って、患者さんたちとおしゃべりして、自分も治療して貰う、というのが日課だったので、鍼灸を身近に感じてました。
鍼灸師になる為に大学に入ってから休みの度に治療を手伝えば、学校では知る事の出来ない知的好奇心を満たし、更に技術も上達してゆく!楽しくて嬉しくて、とても充実した毎日だったのを覚えています。
ただ、それと引き換えにギターとベース辞めろ言われたのと、多くの大学の同期が吹田の専門学校へ柔道整復師の免許を取りに行ったのに、自分は取らせて貰えなかった事がとても悲しかった記憶が・・・。
「そもそも澤田先生は柔整鍼灸師だったじゃないか!」って喰ってかかった事もありましたけどね(笑)お恥ずかしい。
20代はすべて祖父の思い描いた線路の上を走っただけな様な気もしますが、思い出せば鍼灸を学ぶ者としてはとても恵まれた環境で育ったと思います。本当に感謝しております。

これから鍼灸師を目指すは若い人は、学校の先生にお願いしてなるべく多くの施設で見修をしておくといいと思います!
上手な先生の臨床技術を”だた見てるだけ”でも違いますから!
現在は個人情報保護法の関係で普通の鍼灸院で見せてもらうのは難しいのでしょうけど・・・。
叩き続ければ開く門があるかもしれませんからね! 頑張って下さい!

PS:本当はもう少し言われたんですけど、今の時代には適さない事もあるので書くことは控えました。あと、免許の取れる程度の学力や勉強が好きとか、コミュニケーション能力に長けているなど社会人として当たり前の事は省かせてもらってます。

松浦鍼灸院 松浦哲也(鍼灸学士・明治鍼灸大学)

Wikipedia灸頭鍼