鍼灸院へ耳性帯状疱疹(耳ヘルペス)の治療を受けに来られる患者さんが居られます。
痛みのみの場合もあります。
水疱などが出現していない段階でヘルペスと診断するのは、お医者様でもなかなか難しいらしいですね。
現代では鍼灸院単独で扱う事は少ないと思いますが、祖父の開業した時代は鍼灸治療のみで治していた事もあったらしいです。
この患者さんは病院で診断後、投薬治療と併用して、鍼灸治療※を施しましたが、症状に全身倦怠感と耳鳴り、めまい等の内耳障害が伴っていたので、もう一度病院で担当医の先生に症状をしっかり訴えて貰ったところ、その日に入院治療に変更なった症例です。
ヘルペスに鍼灸治療はとても有効ですが、(感音性)難聴、耳鳴り、めまい等の内耳障害がある場合は入院加療が必要な場合がありますので注意が必要です。
この場合、鍼灸治療は退院後にまだ痛みが残っている場合に施術するのが一番良いと思っています。

※免疫が弱くなって発症していると云われているヘルペスですので、鍼灸治療により免疫が正常化して早く回復すると云い伝えられています。又、ヘルペス後神経痛の発症も少なくなると云い伝えらています。
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今の若い鍼灸の先生は知らない人も多いと思いますので患者さんの許可を貰って写真を載せておきます。