引用元
PAIN MANAGEMENT AND SEDATION/CASE REPORT
Auricular Acupuncture in Emergency Department
Treatment of Acute Pain
Shiu-Lin Tsai, MD; Lindsay M. Fox, MD; Mikiko Murakami, DO; James W. Tsung, MD, MPH*
*Corresponding Author. E-mail: jtsung@gmail.com, Twitter: @JTsungMD.

A podcast for this article is available at www.annemergmed.com.

0196-0644/$-see front matter
Copyright © 2016 Published by Elsevier, Inc on behalf of the American College of Emergency Physicians.
http://dx.doi.org/10.1016/j.annemergmed.2016.05.006

https://www.researchgate.net/publication/303867984_Auricular_Acupuncture_in_Emergency_Department_Treatment_of_Acute_Pain



注)この論文の和約によりいかなる損害が生じても、当方では一切責任を負いません。尚、グーグル翻訳を利用したものでは有りませんので、松浦の学力に依存した翻訳になっております事ご了承下さい。論文の原文はネット上にありましたのでご確認ください。

~原文は論文検索にてお探し下さい。以下、引用論文(松浦による和訳)~

アメリカ救急医学雑誌

短報

救急部門における腰痛を治療するための鍼治療

(記事の情報)
記事の歴史
2017年11月29日に受信
2018年2月26日の改定フォームで修正
2018年2月26日に承認

(抽象)
導入:戦場鍼は軍で即効性の疼痛緩和に利用される耳鍼の手法である。これは救急部門において急性の腰痛(LBP)の治療として戦場鍼が利用できるかの試験的な研究である。
方法:EDに提示された30人の急性腰痛持ちの患者さんは、通常の治療を受けてさらにBFAを受ける人と通常の治療のみを受ける人にランダムに分けられた。BFAを受けたグループでは結果はランダムに分けられたときとその処置の5分後とさらにその一時間後以内に評価されました。標準治療のみのグループはランダムに分けられた時点と再び一時間後に評価を受けました。主要な結果にはLBP処置後の10か所でのNRSやGUGTに基づく結果を含んでいた。ランダム化を評価するためにグループ人口統計間の違いを比較するのにT検定とχ²検定が用いられ、主要な結果や補足的、二次的な結果の違いを評価するのには共分散分析(ANCOVA)が使われた。
結果:私たちはBFAと標準治療を受けさせた15人と標準治療だけを受けさせた15人にランダムに分けました。人口統計はグループ間で似ていた。LBPに対する処置後のNRSはBFAを行ったグループのほうが標準治療のみのグループと比較して、かなり低かった(5.2vs6.9,ANCOVAp=0.04)。GUGTはグループ間で類似していました(21.3s vs 19.0,
ANCOVA p=0.327)。また鍼治療による副作用は報告されませんでした。
討論:この試験的研究によりBFAが救急部門においてLBPの治療として利用可能なことが示された。さらに私たちのデータが示唆するところではBFAはLBPの症状の改善に効果的な可能性があるため、さらなる有効性の研究が必要である。

1. 導入
1.1背景
腰痛のために救急科に来る人は年間で250万人以上おり、その人たちのうち60%以上にはオピオイドの鎮痛薬が処方されている。急性腰痛に対してオピオイドを処方することにより、用量依存的に手術のリスクが増したり、障害が長引いたり、慢性的なオピオイド使用も同様に引き起こされる。長期的なオピオイドの処方は患者さんを中毒、過剰投与また死亡するリスクにさらす。
 鍼は何千年もの間痛みを治療するために利用されてきました。
耳鍼についての調査でEDを含むさまざまな場面で急性の痛みを伴う状態に関して良い結果を示された。オピオイドと異なり鍼はとても安全という特徴があります。
 負傷した兵士や退役軍人の間で問題のオピオイド使用を減らす努力としてアメリカの軍隊はBFAと呼ばれる耳鍼の手段を実行した。BFAは軍医そして先だって鍼のトレーニングを受けていない医療従事者に教えられ、そしてアメリカ国防総省やアメリカ合衆国退役軍人省の病院で幅広く実行された。BFAとは小さく半永久的に設置する鍼治療用の針を耳の事前に指定されたポイントにさして設置することである。その針はスタッドに似ていて、簡単に操作できる個人使用のアプリケーターで刺し込まれ、数日間刺したままにできます。
患者さんは鍼を刺している間も日常の活動に従事できます。その針は針の端をつかみ優しく引っ張ることでいつでも外すことができます。

1.2重要性

 アメリカはオピオイドの流行の真最中です。腰痛に対してオピオイドが処方されることにより、救急医療提供者は長期間いい効果が得られるという確証もないのに患者さんを障害や死のリスク増大の危険にさらすことになります。迅速な鎮痛法として安全な手段が必要とされています。BFAはアメリカ軍においても急性の痛みの治療のためにオピオイドの使用を減らす意図で使われており、一般市民に対する医療においても有用な鎮痛手段になりうるかもしれない。しかしながら民間の急性期医療の現場においてこの軍の鎮痛の手法の利用することについてはさらなる調査が必要です。

1.3.この調査の目的

 この試験的研究はEDにおいて腰痛治療に対するBFAの有用性や有効性を試験することを求めた。研究の仮説は耳鍼が腰痛をもちEDに来た患者さんの痛みや可動性を改善しうるということとその様式がEDにおいて医療提供者が実行するのに有用になりうるということである。

2.方法

2.1.研究デザイン

 これはIRB承認のランダム化比較試験でEDに来院した患者さんの腰痛治療のために標準治療に加え耳鍼をした場合と標準治療のみの場合を比べた。その試験は登録番号NCT02399969でClinicaltrials.gov に登録された。

2.2 研究設定と人口

 この研究は都市の学術医療センターのEDで実施されました。研究助手が背中の痛みを主訴とする参加者を特定し、参加資格を評価しました。EDに来院した人で腰痛を主訴とする18歳以上の人に参加資格を与えました。この人たちのなかには急性または慢性であったが急に増悪した腰痛をもつ被験者がいた。除外基準は次の通りです。:脊椎損傷の恐れがある深刻な外傷のある人、最近虚弱または神経障害がある人、最近腸や膀胱の調節機能が失われてしまった人や背中のT12より上の部分の背中の痛みがある人、悪性がん病歴がある人や現在抗凝固剤を服用している人や38度以上の熱がある人や尿路疾患の可能性がある人や妊娠している人が除外されました。

2.3試験プロトコル

 被験者はランダムに標準治療のみまたは標準治療に加えBFAを行ったグループに分けた。
単純なランダム化はグループ割り当てを封入した無印の封筒により不透明にされ行われた。
それからこの封筒がシャッフルされランダム化がなされました。標準治療は治療を行う医師の裁量で提供された。BFAを受けるようにランダムに選ばれた患者さんはアメリカ空軍の鍼治療センターの戦場鍼プロトコルブックに記載されたプロトコルにしたがって治療を受けました。手順には確立されている耳鍼のツボに対応する最大5つまでの事前に特定された耳のツボにASP設置型の半永久的な針を設置することが含まれます。その針は次の順で打たれた:1.帯状回、2.視床、3.オメガ2点、4.原点、5.神門 。資格をもった鍼治療医の監督のもと手順を実行するトレーニングを受けた医師により治療が提供された。この研究につかわれた針や5つの耳鍼のツボの写真はFig.1と2に記載されている。

2.4.測定

 どちらのグループにおいてもベースラインとなる測定はランダム化と同時に行われました。標準治療のみを受けたグループでは一時間後に再測定が行われました。BFAを受けたグループではBFA治療の5分後と一時間後に再測定が行われました。グループの分配をしっていた研究アシスタントによりデータが集められた。


 主な結果は:

1.Timed get up and go test(GUGT):時間(秒)は椅子から立ち上がり、3メートル歩き、ターンして椅子に戻り座るまでのものである。もし立ち上がって歩きだすのに30秒以上かかる場合、テストは中止となりました。

2. 背中の痛みのNumeric rating scale(NRS):患者さんは『0~10の範囲で0をまったく痛みがない、10を考えらえる限りのもっとも最悪の痛みとしてたった今のあなたの背中の痛みをどれくらいだと評価しますか。』と聞かれました。

補助的な結果は:

1.足に広がる痛みのNRS
2.腰椎の可動域(ROM):アクティブROM(屈曲と伸張)はゴニオメーターを使って計測
 された。
3.入院期間(LOS):研究アシスタントが退院後にLOSデータを抽出しました。
4.来院前と来院中の薬 : 研究アシスタントが患者さんに救命科に来院する前に服用していた薬について調査して、またカルテから救命科に来院している間の薬の投与についてを抽出した。
5.安全性についての結果: 患者さんは治療の手順の最中または後で目立った有害なことを報告するように求められた。もし針が設置されたことで患者さんが痛すぎて耐えられなかった場合針は取り除かれ、このことは記録された。
2.5データ分析

 私たちはBFAと標準治療のどちらがtimed up and goテスト(GUGT,秒)、
腰痛(LBP,0~10)、足の痛み(Leg,0~10)、腰部屈曲(Flex, °)そして腰部伸展(Ex, °)
を改善するのにもっともよいかを共分散(ANCOVA)を使って評価しました。ANCOVAは次のように設定されました :

(a) 従属変数としては処置後の値
(b) 標準治療そしてBFAのグループは独立変数として
そして
(c) 共変数としては処置前の値

 すべての針が刺されたことに耐えられないか、十分な時間がたつ前に針がとれた患者さんはIntention-to-treat分析には入れられました。
3.結果

3.1.被験者の特徴

 被験者のスクリーニング、研究へ入れるまたは除外するかはCONSORT diagramに要約されています(Fig.3参照)。私たちは30人の患者さんを標準治療のみの人もしくは標準治療に加えBFAを行う人にランダムにわけ、それぞれのグループにつき15人ずつになるようにした。4人の標準治療を受ける患者さんと1人のBFAを受ける患者さんが施術後のデータ収集をする前に脱落した。ベースラインとなる被験者の特徴が表1に概説されています。人口統計および救命科での入院期間の観点からしてもグループ間に大きな違いはなかった。20%の患者さんが救命科に来院する前にオピオイド鎮痛薬を服用していたと報告していた(BFAグループの2/15そして標準治療グループの4/15)。BFAグループの7/15と標準治療グループの7/15が救命科への来院の間にオピオイド薬を受け取っていた。

3.2. 研究結果

 主要な結果も補助的な結果も表2に要約されています。治療後のLBPは標準治療グループに比べBFAグループでとても低い値になった(5.2 vs. 6.9,ANCOVA p=0.04)。
GUGTはグループ間で近似していた。(21.3 vs. 19.0 s. ANCOVA p=0.327)。屈曲(49.8 vs 48.2),伸展(22.8 vs.18.1),そして足の痛み(1.4 vs.2.2)はBFAグループですべていい結果となったが、統計的な意義は得られなかった。二人のBFA患者さんが針が挿入された部位に違和感を訴えましたが、鍼治療により深刻な有害事象は生じませんでした。

4.討論

4.1.意義

 これは民間の救命科における軍隊のBFAプロトコルの有用性をテストするためのパイロット研究であった。BFAは救命科において腰痛の標準治療の補助として有用であった。BFAの手順は患者さんがよく耐えることができ、標準救命治療も妨げなかった。
 この研究はアメリカで増大するオピオイド危機に対応して考案されました。以前の研究と一致してこの研究の被験者たちは救命科に来院している間に頻繁にオピオイド薬が投与されていました。オピオイド危機が悪化し続けているのでCDCは現在慢性的な痛みのある状態の第一ラインの治療としてオピオイドの処方の制限や非オピオイドの使用や非薬学的治療を勧めました。救命医は急性の痛みの処置において非薬学的治療をめったに使用しません。この研究はオピオイド鎮痛薬の代わりとなるものを提供するために救急医療における痛みの治療のために非薬学的様式の利用の可能性を探求しています。

4.2 制限

 この研究はサンプルのサイズは小さく、臨床的な結果を確実に探せるようには強化されていなかった。患者も評価者も盲検化されていました、そしてバイアスが生じました。私たちは最終評価の前に脱落した患者さんに対してintention-to-treat分析が実行できませんでした。針は限られた時間の間利用可能であり、そのことが記録を遅らせた。患者さんには研究への参加に先立ちすでに医者にかかっている人やなんらかの形式の治療を受けている人もいた。出会ってからの研究対象としての登録の遅れはGUGTやROM計測の実行に関する不快感と同様でこの研究におけるloss-to-follow-upに寄与しているかもしれない。

4.3結論
 このパイロット研究はBFAが救命科におけるLBPの標準治療を非薬学的に補うものとして有用であることを示している。BFAはLBPや腰部の可動域の向上に効果的かもしれない。BFAプロトコルは民間の救急医療現場においてよりこの治療様式の効果を解明するためにより規模が大きく、盲目化され、ランダム化されたさらなる研究を必要としています。

事前発表以後は略


~以下、松浦の考察~

当方、この論文のサマリーで「Additional strategies for managing acute pain in the ED are needed.」のEDだけが目に留まってね。BFAってEDに効くんか!こりゃすげー論文見つけちまったわ!って興奮して訳し始めたら、EDってEmergency Departmentってタイトルに書いてあるやないか!って・・・直ぐに萎えた思い出の論文ですね。博士号を持っている知り合いだって・・・EDって云えばEDって思ったくらいですからね!余の男は皆EDって単語に敏感なんですよ!きっと(笑)
さて、本題
アメリカの救急部ではオピオイド系の鎮痛剤が流行っているんですね!
オピオイド系の鎮痛剤ってグーグル先生に聞いてみたら・・・

モルヒネやオキシコドンなどのオピオイド鎮痛薬は、習慣性、依存性を考慮し、「麻薬および向精神薬取締法」で(医療用)麻薬と指定されており、麻薬性鎮痛薬(オピオイド系鎮痛薬)と呼ばれる。(引用元:http://plaza.umin.ac.jp/~beehappy/analgesia/analg-opioid.html)って書いてあるじゃないですか!

要するに麻薬が流行ってるの?
やっぱりすげーなアメリカ!USA!

ってね、こんな意義のある凄い論文の考察、低学歴の俺じゃできないから・・・
博士号もった偉い人に協会の方で真面目な考察書いてもらうわ!
って、事で・・・
今回訳した論文の内容がすげー内容だとおもったんで公開設定にするから、BFAってすげーじゃん!って思った人はシェアしてね♪

2019.09.28
Tetsuya matsuura
ヒャッハー!