地域包括ケアシステムの中で鍼灸師ができる事を考えてみた。
あくまで自論ですが・・・

「未病治」を目的に地域包括ケアシステムの中に参加できれば鍼灸が本当の意味で見とれられたと思うのですが・・・それは無理でしょうから、「鍼灸による疼痛緩和によって、薬の使用料を減らせる!」って事じゃないでしょうか?
そこに医療保険等の絡みが入ってくると制度の壁があり、簡単には併給でいきない事実がありますが・・・((+_+))
制度上の話は下々の者が語っても変わりわしないので・・・
現場で医師や看護師、ケアマネさん等が鍼灸を薦めるとしたら、先生の腕の違いによって差異があっては難しいと思っています。
その点、即効性と再現性に優れたBattefield Acupuncture(以下、BFAと表記)は誰が施術しても一定の結果を出しますので、地域包括ケアシステムの中でも鍼灸師が充分に活躍できる条件は整っておると思っております。
現状、日本ではASP鍼が簡単には入手できないので効果は劣りますが、パイオネクスやマグレイン等を用いたBFAや、セラミック温灸器を用いたBFAでもそれなりの結果を出すことが出来ます。患者さんの要望に合わせてフランスからASP鍼を輸入して施術してあげればもっと喜ばれると思いますが・・・。

もう一点、BFAは服を脱がせなくても施術できるという点も大きなメリットになります。

地域包括ケアシステムに拘らなくても、訪問鍼灸やスポーツ、災害ボランティアの現場でも日本版のBFAにて施術をしてあげる事が出来ると思います。
私も、日々の訪問鍼灸臨床現場では温灸器によるBFA施術を多用しております。
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地域包括ケアシステムに鍼灸師が疼痛管理のスペシャリストして参入できれば、鍼灸師の社会的地位ももう少し上がるのではないかと思う次第であります。
あくまで自論ですよ。。。