松浦鍼灸院

鍼灸で身体の不調を治すだけではなく、不調が出ない身体をつくる お手伝いをする。 当院は“未病治”を目標に鍼灸院を運営しております。

カテゴリ: はり・きゅうってなんだろう?

はり・きゅうってなんだろう?⑤
Acupuncture & Moxibustion

鍼灸師の資格とは?(はり師免許・きゅう師免許=国家資格)

わが国では鍼灸施術を行うのにはり師・きゅう師の国家資格が必要です!

高等学校卒業後、鍼灸専門学校・鍼灸大学・鍼灸短期大学等の教育機関で各種の医学ならびに技術の勉学を一定期間受け卒業試験に合格した後、さらに国家試験に合格しなければ資格が取得出来ません。その後も各種の学会、研究会、講習会にて卒後教育に励まなければなりません。そのため、ある程度の個人差は有りますが学問、技術とも一定の水準にあり、安心して鍼灸の施術をお受け下さい。

※参考 (社)東洋療法学校協会 http://www.toyoryoho.or.jp/

~以下院長加筆~

※院長は厚生労働大臣免許保有者証を保有しておりますので、国家資格をご確認頂きたい患者様はお声をおかけください。(施術所の登録及び国家資格のページでもご確認いただけます。)

あん摩マッサージ指圧師、はり師及びきゅう師と無資格者との判別について(厚生労働省H28年)

※院長は高等学校卒業後、当時は全国で1校だけだった、上記区分「鍼灸大学」(「明治鍼灸大学」、現称「明治国際医療大学」)へ入学し、平成9年に「はり師」・「きゅう師」の国家試験に合格し資格を得ております!


※無資格者による医療類似行為にご注意ください!
 按摩マッサージ・はり・きゅう(あはき法)は国家資格が必要です。他方、民間療法と日本では言われている、整体・カイロプラクティックには資格がいりません。
 外国では法令化されている国がありますが、日本国内では日本国が認定した資格は無いと言えます。タイ古式マッサージ、電気療法、気功療法、アロママッサージ、足裏マッサージ、エステサロンでのオイルマッサージ等々、実は事業の境界があいまいな業種が結構あります。このような無資格施術はすべて取り締まりの対象になりと考えられ、50万円以下の罰金となる可能性があります。(あはき師法第一条違反)
 しかし、現状、この問題は行政各所及び、裁判所の法的判断の問題であり、我々はり師・きゅう師が判断すべき問題では無いと考えております。

~参考文(あはき法より抜粋)~
第一条 医師以外の者で、あん摩、マツサージ若しくは指圧、はり又はきゆうを業としようとする者は、それぞれ、あん摩マツサージ指圧師免許、はり師免許又はきゆう師免許(以下免許という。)を受けなければならない。
第十二条 何人も、第一条に掲げるものを除く外、医業類似行為を業としてはならない。ただし、柔道整復を業とする場合については、柔道整復師法(昭和四十五年法律第十九号)の定めるところによる。
第十三条の七 次の各号のいずれかに該当する者は、五十万円以下の罰金に処する。
 一 第一条の規定に違反して、あん摩、マツサージ若しくは指圧、はり又はきゆうを業とした者
 二 虚偽又は不正の事実に基づいてあん摩マツサージ指圧師免許、はり師免許又はきゆう師免許を受けた者
 三 第七条の二(第十二条の二第二項において準用する場合を含む。)の規定に違反した者
 四 第十二条の規定に違反した者
 五 第十二条の三の規定に基づく業務禁止の処分に違反した者
2 前項第三号の罪は、告訴がなければ公訴を提起することができない。
等々・・・

原文:
http://www.houko.com/00/01/S22/217.HTM

Wikipedia: あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律 - Wikipedia


はり・きゅうってなんだろう?④
Acupuncture & Moxibustion

WHO(世界保健機関)が認めるはり・きゅうの適応症

最近、NIH(米国 国立衛生研究所)の見解として鍼灸療法の各種の病気に対する効果とその科学的根拠、西洋医学の代替治療として効果について有効であると発表しました。
WHO(世界保健機関)鍼灸療法の有効性を認めた病気には、次ぎのものを挙げています。

神経系疾患
神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー
運動器系疾患
関節炎・リウマチ頚肩腕症候群頚椎捻挫後遺症五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)
循環器系疾患
心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ
呼吸器系疾患
気管支炎・喘息・風邪および予防
消化器系疾患
胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾
代謝内分秘系疾患
バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血
生殖、泌尿器系疾患
膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎
婦人科系疾患
更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊
耳鼻咽喉科系疾患
中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎
眼科系疾患
眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい
小児科疾患
小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善

上記疾患のうち「神経痛リウマチ頚肩腕症候群頚椎捻挫後遺症五十肩腰痛」は、鍼灸の健康保険の適用が認められています。

はり・きゅうってなんだろう?③
Acupuncture & Moxibustion

はり・きゅうってなぜ効くのだろう?

 はり・きゅう(鍼灸)の効果の研究は、各地にある研究所、医療機関、鍼灸大学、短期大学などで意欲的に進められております。総合的には、鍼灸刺激が自律神経系、内分泌系、免疫系等に作用して、その結果として、中枢性及び反射性の筋緊張の緩和、血液及びリンパ液循環の改善等の作用があり、ひいては、生体の恒常性(病気を自然に回復させる作用)に働きかけるのではないかと考えられています。

また、古来より認められている鎮痛効果の解明も次ぎのような諸説があります。

1.ゲートコントロール…針刺激が脊髄において痛みを抑制する。
2.エンドルフィン…針刺激がモルヒネ様鎮痛物質の遊離を促し痛みを抑制する。
3.末梢神経の遮断効果…針刺激が末梢神経の痛みのインパルスを遮断する。
4.経穴(ツボ)の針刺激による痛覚閾値の上昇による鎮痛効果。
5.血液循環の改善…筋肉の緊張をゆるめ血行状態を良くする。

はり・きゅうってなんだろう?②
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はり・きゅうってどんなことをするんだろう?

 鍼灸院では、患者さんが来院されたら、最初にその症状、痛みの具合、部位、経過、原因その他をお聞きした後、この医学独特の手順にしたがって触診その他、脈診、聴診等の検査をさせていただきます。
 さらに、科学的見地からも法的に鍼灸師が実施可能な西洋医学的検査をも併用して誤診の無いように注意しています。(X線やCT、MRI等は医師とその指示により行う放射線技師のみに許された検査です。)
 鍼灸には、古来より診断、治療等について、いろいろな流儀がありますので各鍼灸師の自信の有る方法で行います。
 ここでは、施術方法(方式)に付いては難解ですので省略させて頂きますが、はり・きゅうの施術の概要についてご紹介します。

鍼治療についてについて

 きわめて細いステンレス製の鍼(長さ約40mm~80mm、太さ直径0.17mm~0.33mm)を経穴、(またの呼び名ををツボ)に刺入します。刺入方法は、主に管鍼法と言って円形の金属或いは合成樹脂製の筒を用いて無痛で刺入します。なお、一部では、中国で行われている方法として筒を使わずに鍼を親指と示指でつまみ刺入する方法も行われています。
 経穴に刺入した鍼は一定の刺激(鍼を上下したり回旋、振動させたりします。)を加え直ぐに抜く方法と10~15分間置いておく場合があります。また、刺入した鍼に、微弱な低周波パルス通電をする場合もあり痛みや筋肉のこり、血液循環の促進に効果があります。その他、刺入せずに皮膚に接触させたり押圧させたする方法もあり、小児鍼として乳幼児の夜尿症,夜泣きなどに効果があります。
 なお、鍼の消毒は、現在では、オートクレーブと云う高温高圧式滅菌装置や化学的な方法で安全を期していますし、一回限りで使い捨てのディスポ鍼の急速な普及により感染症の心配は有りませんので安心です。(当院では、一回限りで使い捨てのディスポ鍼を常に使用しておりますので感染症の心配は有りません

灸治療について

 艾(もぐさ)を用いて経穴(またの呼び名をツボ)に熱刺激を加える方法で一般的に「やいと、お灸」と言われております。その方法は、艾を直接皮膚上に乗せて着火させる直接灸と艾と皮膚の間を空けて行う間接灸とに大別されます。
 直接灸の艾の大きさは糸状、米粒大の細いものから小指大のものまでありますが現在では、あまり熱い刺激を好む人は少なくなりました。施灸後は、皮膚に水泡が出来たり灸痕が残りますので予めご承知置き下さい。
 間接灸は、艾と皮膚の間に空間を作ったり、味噌、薄く切った生姜・にんにくなどの熱の緩衝材を入れて温和な熱さにしておりますので気持ちの良いものです。
 その他に、刺入した鍼の頭(先端)にそら豆大の艾を取り付けて点火する灸頭鍼と云う方法や、熱の刺激源を遠赤外線やレーザーとする科学的な試みも実用化されています。
 施灸や温灸は、ご自宅でも出来ますので、鍼灸師に指示を受けて下さい。

その他補助療法について

 その他症状に合わせて、遠赤外線照射、低周波鍼通電治療、中周波干渉波治療、立体動態波治療、超音波治療、吸い玉、テーピング、予防体操などの指導を行う場合もあります。

はり・きゅうってなんだろう?①
Acupuncture & Moxibustion

はり・きゅうの歴史

 鍼灸は、一般に「はり・きゅう」または「しんきゅう」と呼ばれています。東洋医学或いは漢方医学の一分野として中国に起源をもつ我が国の伝統的医療であります。
 鍼灸は金属の細い針を経穴(ツボ)に刺入し、或いは艾(もぐさ)を燃焼させて経穴(ツボ)に刺激を加え病気を治そうとする施術です。鍼灸医学は、日本には6世紀の初め飛鳥時代に仏教の伝来より11年遅く、また漢方薬より先に渡来したと云われています。
 古代の中国で揚子江流域やその南方の地質が豊かでさまざまな植物が茂った所ではその根・皮・木・草等を採集して煎じて飲む薬としての療法が発達したとされています。
 一方、黄河流域は土地が痩せて植物の種類も少なく生育も悪い地方では、煎じ薬に頼りがたく経験的に針灸療法が発達したものと思われます。この2つの医学は、中国の漢の時代にひとつに集大成されましたので今日では、漢方医学と呼ばれています。
 さて、鍼灸医学は、我が国に渡来して以来明治時代の初期までの長い間、漢方薬と共に医学の主流として広く人々に活用されてまいりましたが、幕末のオランダ医学(西洋医学)の伝来によって次第に衰退を余儀なくされてきました。
 その後、明治政府の欧米化政策により1874年、日本の医学を西洋医学とする立法が制定され医学の主流を西洋医学に明け渡すこととなりました。
 何故このようになったのか、欧米化政策がひとつの理由ですが、その他として東洋医学は内因性の病気には、その特徴を生かし治療効果もそれなりに評価されてきましたが外因性のもの(外傷)にたいしては効果が遅いことが挙げられます。
 特に、戦場などで受けた外傷に対しては、西洋医学の外科の方がはるかに役立ちましたから東洋医学が軽視されたとも云われています。
 しかし、最近では、公的な医学研究所・医科大学・鍼灸大学や鍼灸短期大学・医療機関等で科学的な各種の実験、研究がされて少しづつ鍼灸医学の効果が証明されてきましたので、日本をはじめとして米国やヨーロッパ各国でも鍼灸が盛んになってきました。

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