開院70年 直神傳澤田流® 松浦鍼灸院

鍼灸で身体の不調を治すだけではなく、不調が出ない身体をつくる お手伝いをする。 当院は“未病治”を目標に鍼灸院を運営しております。

直神傳澤田流®(じきしんでん さわだりゅう)松浦鍼灸院の公式ブログです。

タグ:国家資格

昨日、消費者町から”法的な資格制度がない医業類似行為の手技による施術は慎重に ”というニュースリリースです。

~以下引用記事~
平成29 年5月26 日法的な資格制度がない医業類似行為の手技による施術は慎重に消費者庁には、「整体」、「カイロプラクティック」、「リラクゼーションマッサージ」などの法的な資格制度がない医業類似行為の手技による施術で発生した事故の情報が、1,483 件 1寄せられています(平成 21 年9月1日から平成 29 年3月末までの登録分)。そのうち、治療期間が1か月以上となる神経・脊髄の損傷等の事故が 240 件と全体の約 16%を占めています。これらの施術を受ける際は、以下の点に気を付けましょう。1)疾病がある方は施術を受ける前に医師に相談しましょう。2)情報を見極めて、施術や施術者を慎重に選びましょう。3)施術を受ける際は、施術者に自分の体調や希望をしっかりと伝えましょう。4)施術を受けた後で異常を感じた場合は、すぐに施術を受けた施設や運営者に伝え、なるべく早く医師に相談しましょう。5)トラブルの解決が困難な場合は、お近くの消費生活センター等に相談しましょう。1.法的な資格制度がない医業類似行為の手技による施術について器具を使用しない手技による施術で、日本で行われているものは、「あん摩マッサージ指圧 2」や「柔道整復 3」といった法的な資格制度がある施術と、法的な資格制度がない施術の2つに大別されます。「あん摩マッサージ指圧」及び「柔道整復」は、法的な資格制度がある施術であり、文部科学大臣の認定した学校又は厚生労働大臣の認定した養成施設において3年以上の教育を受け、国家試験に合格した者のみ業として行うことができ、施術所を開設1 消費者庁発足以降、事故情報データバンクに寄せられた事故情報。「事故情報データバンク」は、消費者庁が独立行政法人国民生活センターと連携し、関係機関から「事故情報」及び「危険情報」を広く収集し、事故防止に役立てるためのデータ収集・情報システム(平成 22 年4月運用開始)であり、事実関係や因果関係が確認されていない事例を含む。件数は本件注意喚起のために特別に精査したもの2 あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律 (昭和 22 年法律第 217 号)において規定3 柔道整復師法(昭和 45 年法律第 19 号)において規定News Release2する場合は、所在地の都道府県知事に届け出なければならないとされています。一方、法的な資格制度がない施術には、医業類似行為とされる、①いわゆるカイロプラクティック療法(以下「カイロプラクティック」といいます。)や②いわゆる整体(以下「整体」といいます。)などと、③心身の緊張を弛緩させることを目的としたリラクゼーションマッサージなどがあります。医学的観点から人体に危害を及ぼす可能性のある施術は禁止されています 4が、その施術内容は事業者によりまちまちです。厚生労働省では、あん摩マッサージ指圧、はり、きゅう及び柔道整復以外の医業類似行為については、「医学的観点から人体に危害を及ぼすおそれがあれば禁止処罰の対象にすること」、また、いわゆるカイロプラクティック療法については、「禁忌対象疾患の認識」、「一部の危険な手技の禁止」、「適切な医療受療の遅延防止」等の取扱いをすること定めています。 法的な資格制度があるもの あん摩マッサージ指圧 柔道整復法的な資格制度がないもの その他の施術 (整体、カイロプラクティック、リラクゼーションマッサージなど)2.事故情報について消費者庁には、法的な資格制度がない施術による生命身体への危害の情報 5が 1,483件寄せられています(平成 21 年9月1日から平成 29 年3月末までの登録分)。そのうち、治療期間が1か月以上の重症となる事故が 240 件と全体の約 16%を占めています(図1、図2)。図1. 法的な資格制度がない施術(手技)による事故件数の推移(年度別) (n=1,483)※平成 21 年度は9月から4 「医業類似行為に対する取扱いについて」(平成3年6月 28 日付医事第 58 号厚生省健康政策局医事課長通知)5 皮膚を美化し、体型を整えるなどを目的とするエステティックにおける手技は今回対象から外した。器具を使用しない手技による施術3図2. 症状の程度(治療期間) (n=1,483) 図3.手技の内容別 6の事故件数 (n=1,483)施術(手技)の内容では、「整体」、「リラクゼーションマッサージ」、「カイロプラクティック」などでの事故が多く、特に「整体」、「カイロプラクティック」などが、治療期間が1か月以上となる事故の割合が高くなっています(図3)。症状の内訳としては、「神経・脊髄の損傷」が最も件数が多く、他に「擦過傷・挫傷・打撲傷」、「骨折」などの症状が多く寄せられています(図4)。性別は、事故全体で女性が約8割を占めます。また、年齢は、30 歳代から 50 歳代までの事故が多く、治療期間が1か月以上となる事故は、60 歳代以上で発生する比率が高くなっています(図5、図6)。図4.症状の内訳 (n=1,483)6 手技の分類は、基本的に消費者の申告に基づいて集計を行った。1か月以上,2403週間~1か月,1331~2週間,1401週間未満, 医者にかからず 120 ,333不明,51716%9%9%22% 8%35%(件)8036451432603872151767669572630 100 200 300 400整体リラクゼーションマッサージカイロプラクティックリンパ・オイル・アロママッサージ骨盤・小顔矯正リフレクソロジーなど足の施術その他・不明治療期間1か月以上その他・不明* 分類が明確でない手技について、消費者の申告に基づき消費者庁において分類したものも含む(件)神経・脊髄の損傷,290擦過傷・挫傷・打撲傷,229骨折, 122筋・腱の損傷,110皮膚障害, 66脱臼・捻挫, 39その他・不明,62720%16%8%7%42%(件)4図5.性別・年齢別の件数 (n=1,483) 図6. 年齢別症状の程度の割合3.事故事例神経を痛めた事例【事例1】「カイロプラクティック」の施術を受けた直後に肩から指先までしびれが発生し、検査の結果「尺骨神経まひ」と診断されて手術をした。8か月経過したが完治していない。診断した医師が因果関係をはっきり言いきれず、保険補償が受けられない。 (事故発生 H27 年7月 30 歳代女性)希望以外の部位を施術された事例【事例2】膝が痛くて「カイロプラクティック」に行った。膝のほかに顔が歪んでいると言われ、承諾も得ずに強引に施術されたが、以後顔の痛みがとれず、1週間歯の痛みと耳鳴りで眠ることができなかった。(事故発生 H26 年 10 月 30 歳代女性)【事例3】1年前から通っている「整体院」で、肩の施術を頼んだのに胸部を施術され、ろっ骨を骨折した。1か月たっても痛みが残っている。(事故発生 H27 年4月 60 歳代女性)疾病や持病がひどくなった事例【事例4】けい椎脊索狭さく症で通院中だが、痛みを和らげるため自己判断で「整体」にも通った。3回目の骨格調整の施術後、激しい痛みが3週間以上続いた。1125249423626715240712629030322812750159712430% 50% 100%10歳代20歳代30歳代40歳代50歳代60歳代70歳代80歳以上年齢不明総計(n=1,483)治療期間1か月以上 その他71172712732351186320691217179354513224190 100 200 30010歳代20歳代30歳代40歳代50歳代60歳代70歳代80歳以上年齢不明女性 男性 不明(件)1173 291 190% 50% 100%総計(n=1,483)5(事故発生 H27 年1月 40 歳代男性)好転反応と言われ、施術を続けて症状が悪化した事例【事例5】腰痛で「整体院」に行ったが、痛みがひどくなった。施術者に伝えると、好転反応なのでしばらく続けるように言われたが、数回目の施術後、骨盤の痛みがよりひどくなった。会員になりプリペイドカードも購入したが、返金してほしい。 (事故発生 H27 年7月 50 歳代女性)痛いと伝えたのに施術を続けられた事例【事例6】腰痛のため、ネットで評判の高かった「カイロプラクティック」の施術を受けた。首をねじられとても痛かったので申し出たが、痛い方が効き目があると言われ、やめてくれなかった。翌日から首がとても痛くなり、整形外科でけい椎がねじられて損傷していると言われた。痛みが5か月以上続いている。(事故発生 H27 年 10 月 40 歳代男性)首の施術による事故事例【事例7】肩こりで「整体」の施術を受けた際、頭をつかまれて引っ張られた。その後激痛、手のしびれなどが生じ、末しょう神経障害等と診断され、数か月たっても痛みが残っている。 (事故発生 H27 年 11 月 40 歳代女性)【事例8】首と肩の「格安マッサージ」を受けた翌日に、おう吐と首から肩にかけての激痛が出た。病院で髄液が漏れていることが判明し、11 日間入院した。(事故発生 H25 年7月 30 歳代女性)骨折した事例【事例9】腰が痛かったが大みそかで病院が閉まっていたので、「整体院」で施術を受けた。腰の痛みは2~3日でとれたが施術後に胸の痛みが回復せず、病院で、ろく軟骨骨折と診断された。 (事故発生 H25 年 12 月 40 歳代女性)【事例 10】「サロン」でリンパマッサージを受けた。強力マッサージをうたっているので、施術中の痛みはそんなものだと思っていたが、ろっ骨を骨折しており全治1か月かかった。 (事故発生 H28 年1月 20 歳代女性)その他の事例【事例 11】あん摩マッサージ指圧師の資格がない者が施術を行う「マッサージ店」で、施術中に感じた痛みは伝えなかったが、施術後に足が痛く歩けなくなった。翌日、医師に太ももの筋肉が切れていると診断され、回復に2か月以上要した。(事故発生 H26 年6月 60 歳代男性)【事例 12】普段から通っている「リラクゼーションサロン」で、いつもの倍の時間6のハンドマッサージを受けた。数時間後に両腕が赤く腫れ痛みが出始めた。医師に内出血で全治3週間と言われた。 (事故発生 H27 年9月 40 歳代女性)【事例 13】小顔に矯正するという美容マッサージをクーポンサイトで申し込み、施術を受けた。強い力で顔を押され、3日たっても痛みが消えず、医療機関で打撲と診断された。 (事故発生 H27 年 12 月 20 歳代女性)4.消費者の皆様へ「整体」、「カイロプラクティック」、「リラクゼーションマッサージ」などの法的な資格制度がない施術を受ける際は、以下の点に気を付けましょう。<施術前>1) 疾病がある方は施術を受ける前に医師に相談しましょう。・ 疾病(例えば:心疾患、けい椎脊索狭さく症、骨粗しょう症など)がある方は、症状によっては、施術によって症状がひどくなってしまう場合もあります。施術を受ける前に医師に相談しましょう。2) 情報を見極めて施術や施術者を慎重に選びましょう。・ 施術には有資格のあん摩マッサージ指圧及び柔道整復もあり、あん摩マッサージ指圧の国家資格を持っている人は、資格証などで確認できます 7。・ 法的な資格制度がない手技を含むいわゆる「統合医療」は多種多様であり、玉石混交とされています。施術を受ける前によく情報を見て判断しましょう(情報を見極めるためには厚生労働省の「統合医療情報発信サイト」にある「情報を見極めるための 10 か条」8なども参考になります。)。<施術中>3)施術を受ける際は、施術者に自分の体調や希望をしっかりと伝えましょう。・ 今までの既往症や現在の体調について、また、どのような施術を受けたいのかなどを、施術者にしっかりと伝えましょう。継続して施術を受ける場合は、現在の体調等とともに、前回の感想などを伝えることも大切です。・ 施術中に不安な事があれば、その場で確認しましょう。また、痛みや違和感、不快感などを感じた場合は、すぐに施術者に伝えましょう。<施術後>4)施術を受けた後で異常を感じた場合は、すぐに施術を受けた施設や運営者に伝7 あん摩マッサージ指圧師、はり師及びきゅう師と無資格者との判別のためのリーフレット 厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000118514.pdf8 http://www.ejim.ncgg.go.jp/public/hint/index.html7※ ※局番なしえ、なるべく早く医師に相談しましょう。・ 異常を感じた際、「好転反応」などと言われてそのままにしたり、継続して施術を受けたりすると、症状が悪化する場合があります 9。施術を一旦中止し、医師に相談しましょう。5)トラブルの解決が困難な場合は、お近くの消費生活センター等に相談しましょう。◆ 消費者ホットライン(最寄りの消費生活センター等を御案内します。)電話番号 188(いやや!)5.事業者に対して消費者庁は、消費者が安心して安全な施術を受けられるように、関係業界団体に対して、業界自主基準の作成や拡充を図ることや、消費者からの相談を受け付ける体制を整備することなどの安全対策を徹底することを要請しました。9 消費者庁注意喚起(平成 26 年 12 月 10 日) 「健康被害発生後も継続利用を勧められる美容・健康商品等~「好転反応」等といわれても、健康被害が出たら利用を一旦中止しましょう!~」http://www.caa.go.jp/safety/pdf/141210kouhyou_1.pdf<本件に関する問合せ先>消費者庁消費者安全課 岡崎、外園TEL:03(3507)9137(直通)FAX:03(3507)9290消費者庁ウェブサイト:http://www.caa.go.jp/

引用元:http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/consumer_safety_release_170526_0002.pdf

 整体やリラクセーションマッサージ、カイロプラクティックなどの施術中のけがの被害が、約7年半で1483件報告されていることが、消費者庁のまとめでわかった。同庁は「異常を感じたらすぐに伝えるか、早く医師に相談して」などと呼びかけている。

 法的資格が必要な「あん摩マッサージ指圧」や「柔道整復」をのぞき、法的資格が必要ない施術について、各地の消費生活センターなどに2009年~今年3月に寄せられた情報を集計した。

 施術別では、整体が467件(31%)で最も多く、リラクセーションマッサージが251件(17%)、カイロプラクティックが221件(15%)だった。症状別では、「神経・脊髄(せきずい)の損傷」が290件(20%)、「擦過傷・挫傷・打撲傷」が229件(15%)、骨折が122件(8%)。カイロプラクティックの施術を受けた30代女性が「尺骨神経まひ」と診断されて手術を受けたケースや、「整体で頭をつかまれて引っ張られ、激痛や手のしびれが生じた」などの事例もあった。(末崎毅)

引用元:朝日新聞DIGITAL 2017年5月26日

セラピストの方は、独自の勉強をされていて、やりがいがあって、人に感謝される仕事で、お給料も普通のパートより良いらしいですけど、せめてなにかひとつでも国家資格を取ってから身体に触った方がもっと良い仕事が出来ると思います。法制度の問題もありますが、癒しやリラグゼーションだと言っていていても身体に触る訳ですからね。

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PRESIDENT Onlineでマッサージの記事が掲載されていたので引用させていただきます。安すぎるには訳がある。消費者も賢くならないとですね。

引用元:http://blogos.com/article/173204/

【以下引用記事】

記事

激増する「格安マッサージ」、気軽に行って大丈夫か?

気軽なマッサージ、ボディケアに落とし穴

駅ビルやショッピングセンターの中に、「手もみ」「ボディケア」「整体・矯正」「足ツボ」などを謳い、肩もみやマッサージを行う店舗をよく目にするようになった。空港やオフィス街にあるこれらの店も、女性客のほか、わずかな空き時間で体を癒やそうというビジネスマンで繁盛している。

ところが、そんな気軽な気持ちで受けたマッサージで、むしろ体を傷つけてしまうことがある。なかには、重傷を負って歩くことさえままならなくなり、退職に追い込まれたケースもあるというから怖い。一体、マッサージの何が危険なのだろうか?

グラフを拡大
この9年で健康被害は倍近くに!


国民生活センターの集計によれば、マッサージ、整体、接骨院や整骨院での施術、カイロプラクティック、指圧などによって、痛みやケガなどの健康被害を起こしたという訴えは、この9年間でほぼ2倍に増えた。

「健康ランドでマッサージを受けたところ、脚や腰に痛みが出て歩行困難になった。翌日整形外科を受診したところ、脊椎管狭窄症があって、マッサージで強く押したため痛みが出たのだろうとの診断だった」(60代男性)

この男性は医師から通院治療に1カ月かかるといわれ、その間は仕事を休むしかない状態だ。店に苦情を言ったが「もともと病気があったのだから治療費しか出せない」と言われたという。

このほか、「ハワイアンオイルマッサージで背中をぐりぐりと痛いぐらいマッサージされ、数日後首や頭の周りが痛くなったので病院に行ったところ、頸椎捻挫と診断された」(50代女性)、「体のゆがみを直すとの広告を見て整体サービスを受けたが、逆に腰が痛くなり、病院に通っている」(30代女性)などの訴えもある。

これらは、いずれも国民生活センターに寄せられた危害事例で、最近よく見かける中国式マッサージの事例なども目についた。

こうしたマッサージでケガや痛みの起こった部位は、腰(21.7%)、首(17.8%)、胸・背中(16.5%)が多く、被害者の年齢は30代(22.2%)・40代(22.3%)・50代(18.2%)が多い。まさに、忙しさにストレスがたまりがちな世代が肩こりや腰痛などに悩まされ、つい身近なマッサージ店を利用しているということを感じさせるのだ。

起き上がることも困難に

そもそも、手で体を「もむ」「なでる」などの行為を、広く「マッサージ」というが、この国家資格を有し、保険適用で施術を行えるのが「あん摩マッサージ指圧師」である。

整骨院や接骨院は、同じく国家資格である「柔道整復師」が開業できるもので、急性または亜急性の骨折・脱臼・打撲などに対し、整復・固定などを行うのが業務だ。

一方、整体、カイロプラクティック、ボディケア、足つぼマッサージ、リラクセーションなどには、どれも日本では法的な資格はない。国家資格を持たない人が「○○マッサージ」の看板を掲げているのが現状で、なかにはわずか3日ほどの研修で、マッサージ師として働いている場合もあるようだ。

前出の危害事例も、無資格者による施術のものだ。とはいえ、有資格者ならすべて安心というわけでもない。国民生活センターには次のような危害事例も報告されている。

「妻が肩の痛みを治すため、整骨院で施術をうけたところ、複雑骨折した」(被害者:50代女性)

(上)首を旋回させる施術で頚椎の椎間板がはみだした状態。(下)整骨院で強くもまれて皮下内出血を起こし赤黒く腫れあがった上腕。


喜多整形外科(大阪府守口市)の喜多保文医師は、「重篤な被害が起こるのは、むしろ有資格者の整骨院だ」と言う。「ボディケアなどに気軽に行く人は、肩こりや筋肉疲労をほぐし、体を癒やしたいと考える『疲れた健康体の人』がほとんどでしょう。しかし整骨院には、すでに体がかなり悪くなっている人が、痛みやしびれに耐えかねて行くケースも多い。そこに『強く圧迫する』などの間違った施術が行われることで、非常に深刻な被害が起こるのです」(喜多医師)

現在、喜多整形外科に通うAさん(男性・52歳)は、「外傷性頚椎椎間板ヘルニア」「バレーリュー症候群」「脳脊髄液減少症」と診断されている。40代後半で首や肩のこりを感じて整骨院を訪れ、「首を急激にひねられる」「背中や膝に器具を当て強い力で打撃する」などの施術を約1カ月受けた。その後、首の痛みや手足のしびれ、頭痛などで起き上がることもできなくなってしまったのだ。

「おそらく、肩こりを感じて整骨院に行った時点で、ゆるい頚椎椎間板ヘルニアが存在したのでしょう。AさんのMRIには、その椎間板が、全部同じ方向にはみ出した形で写っていました。これは、アクション映画によく出てくる、シュワルツェネッガーのような屈強な兵士に後ろから羽交い締めにされてグッと首を捻じ曲げられる、ああいう殺人的な力が、施術によって加わったとしか考えられないのです」

こんな持病がある人は要注意

喜多医師はこうした患者さんの治療とともに、医業類似行為の健康被害問題にも取り組んでいる。

首を急旋回させる手技は「頚椎スラスト」と言われ、厚生労働省でも「患者の身体に損傷を加える危険が大きい」として91年から禁止行為とした。にもかかわらず、いまだに整骨院などで行われている場合があるという。

また、マッサージそのものが、あまりにも安易に行われていることにも警鐘を鳴らす。

「スポーツ選手並みの鍛え抜いたアスリートの筋肉なら、もみほぐして血流改善するという方法もありえます。しかし、高齢者や病気のある人、やせた人の薄い筋肉を、もんだり押したりというのは、治療としてはありえません」

喜多医師が心配するのは、40歳ごろから首に起こりやすい「頚椎の加齢変性」である。肩や腕の痛み、腕や手指のしびれが起こると、肩こりが原因と間違えやすいが、加齢による変化と日々同じ姿勢を続けることで、脊椎や椎間板や靭帯が変性し、神経に圧迫がかかりやすい状態になっているのだ。

これに気づかず、「単なる肩こり」として若くて筋肉量のある人と同じようにぐいぐいとマッサージを行えば、体に損傷が起こる危険は高い。

過去には、骨粗鬆症や前立腺がんの骨転移で腰痛の起きていた高齢者が腰をぐいぐいもまれ、骨折していたという事例もあったという。

このほか、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの疾患のある人は、うつ伏せ姿勢でマッサージを受けてはいけない。また、首、肩、背中、上腕の痛みやだるさには心疾患、消化器疾患や骨粗鬆症などが隠れている場合もある。痛みを取ることだけにとらわれず、まず全身の健康をチェックしよう。


喜多整形外科院長 喜多保文(きた・やすふみ)
スポーツ医、産業医、身障認定申請指定医。関西医科大学卒。関西医科大学滝井病院、香里病院、阪和病院などを経て現職。医業類似行為の健康被害問題にいち早く取り組む。

はり・きゅうってなんだろう?⑤
Acupuncture & Moxibustion

鍼灸師の資格とは?(はり師免許・きゅう師免許=国家資格)

わが国では鍼灸施術を行うのにはり師・きゅう師の国家資格が必要です!

高等学校卒業後、鍼灸専門学校・鍼灸大学・鍼灸短期大学等の教育機関で各種の医学ならびに技術の勉学を一定期間受け卒業試験に合格した後、さらに国家試験に合格しなければ資格が取得出来ません。その後も各種の学会、研究会、講習会にて卒後教育に励まなければなりません。そのため、ある程度の個人差は有りますが学問、技術とも一定の水準にあり、安心して鍼灸の施術をお受け下さい。

※参考 (社)東洋療法学校協会 http://www.toyoryoho.or.jp/

~以下院長加筆~

※院長は厚生労働大臣免許保有者証を保有しておりますので、国家資格をご確認頂きたい患者様はお声をおかけください。(施術所の登録及び国家資格のページでもご確認いただけます。)

あん摩マッサージ指圧師、はり師及びきゅう師と無資格者との判別について(厚生労働省H28年)

※院長は高等学校卒業後、当時は全国で1校だけだった、上記区分「鍼灸大学」(「明治鍼灸大学」、現称「明治国際医療大学」)へ入学し、平成9年に「はり師」・「きゅう師」の国家試験に合格し資格を得ております!


※無資格者による医療類似行為にご注意ください!
 按摩マッサージ・はり・きゅう(あはき法)は国家資格が必要です。他方、民間療法と日本では言われている、整体・カイロプラクティックには資格がいりません。
 外国では法令化されている国がありますが、日本国内では日本国が認定した資格は無いと言えます。タイ古式マッサージ、電気療法、気功療法、アロママッサージ、足裏マッサージ、エステサロンでのオイルマッサージ等々、実は事業の境界があいまいな業種が結構あります。このような無資格施術はすべて取り締まりの対象になりと考えられ、50万円以下の罰金となる可能性があります。(あはき師法第一条違反)
 しかし、現状、この問題は行政各所及び、裁判所の法的判断の問題であり、我々はり師・きゅう師が判断すべき問題では無いと考えております。

~参考文(あはき法より抜粋)~
第一条 医師以外の者で、あん摩、マツサージ若しくは指圧、はり又はきゆうを業としようとする者は、それぞれ、あん摩マツサージ指圧師免許、はり師免許又はきゆう師免許(以下免許という。)を受けなければならない。
第十二条 何人も、第一条に掲げるものを除く外、医業類似行為を業としてはならない。ただし、柔道整復を業とする場合については、柔道整復師法(昭和四十五年法律第十九号)の定めるところによる。
第十三条の七 次の各号のいずれかに該当する者は、五十万円以下の罰金に処する。
 一 第一条の規定に違反して、あん摩、マツサージ若しくは指圧、はり又はきゆうを業とした者
 二 虚偽又は不正の事実に基づいてあん摩マツサージ指圧師免許、はり師免許又はきゆう師免許を受けた者
 三 第七条の二(第十二条の二第二項において準用する場合を含む。)の規定に違反した者
 四 第十二条の規定に違反した者
 五 第十二条の三の規定に基づく業務禁止の処分に違反した者
2 前項第三号の罪は、告訴がなければ公訴を提起することができない。
等々・・・

原文:
http://www.houko.com/00/01/S22/217.HTM

Wikipedia: あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律 - Wikipedia


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